診療案内 Medical

くち・のどの症状

くちが痛い
アフタ性口内炎、舌炎、ヘルペス感染症、唾石症、扁平苔癬、歯牙(義歯)による損傷、舌癌などが考えられます。口内炎はほとんどが、ストレスや疲労による一過性のものです。
ただし、数週間もなおらない口内炎は稀な病気(梅毒など性感染症、天疱瘡、ベーチェット病など)を念頭におき、細菌培養、採血、組織検査などの検査をすすめる必要があります。
くちが乾く
水分不足、糖尿病、シェーグレン症候群、唾液腺炎、加齢による唾液の減少を考えます。これらは、採血を行うことで区別可能です。
鼻閉による口呼吸が原因のことがあります。鼻閉を来す病気のチェックも必要です。
薬剤の副作用も案外多く、問診が重要です。アレルギーの薬、利尿剤、抗めまい剤、抗精神薬などがその代表例です。
舌がピリピリする
いわゆる舌痛症とよばれます。まずは、舌に腫瘍性の病気がないか、歯牙が舌を傷つけていないかをチェックします。亜鉛、鉄、ビタミンの不足から生じることもあり、採血が必要です。特に、胃の手術をうけられた患者さんはその旨を医師に伝えてください。
口をすう癖のある患者さんも要注意です。その際は、舌に歯形がつく(歯列圧痕)ことが多いです。その例を含み、ストレスによる舌痛症も多いと思われます。
味がわるい
亜鉛が不足して起こることが多く、採血で亜鉛値を測定します。鉄やビタミン不足で味がわるくなることもあります。カビが舌に繁殖して、味がわるくなることもあるので、舌が白い、黒いは要注意です。
くちの中にできものがある
良性腫瘍、悪性腫瘍(がん)、特殊な感染症の区別が必要です。採血、細菌検査、病理組織検査(できものを一部切除)といった検査が必要になります。外骨腫(骨の過形成で、あぎと下の歯の内側に多い)といった放置してもよいできものもあります。
のどが痛い
ウイルスや細菌感染による咽頭炎が最も多いと思われます。ウイルス性の場合は、抗菌剤は効果なく、症状をおさえる治療(対症療法)が中心となります。細菌性の場合は、抗菌剤を投与します。両者の区別は、われわれ医師でも困難なことが多いですが、一般的には、ウイルス性の場合は、症状が多岐にわたる(鼻水、のど痛、咳)こと、細菌性は単一臓器の症状であることが多いです。
のど痛に、食事をするのも支障がでる、声がだしにくくなる、呼吸がしんどい、口があけづらいといった症状がある場合は、早急に内視鏡での咽頭、喉頭の観察が必要です。口腔底膿瘍、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎を考えます。頻度は低い病気ですが、生命にかかわる病気なので、早期に抗菌剤投与が必要になります。
症状が長く続く場合は(喫煙者、アルコール多飲の方は特に)咽頭癌、喉頭癌も考慮する必要があります。
のどの違和感(何かへばりついている感じ)
かぜ、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎が多いと思われます。頻度は低いですが、症状の経過の長さや喫煙者、アルコール多飲の方、高齢者には、内視鏡にて咽頭癌、喉頭癌のチェックが必要です。
鼻副鼻腔の病気(副鼻腔炎など)から後鼻漏となり、のどの違和感を引き起こすことや、甲状腺疾患(甲状腺腫瘍、甲状腺肥大など)、食道の病気(食道癌など)、胃酸逆流症、アレルギー、茎状突起過長症、頚椎異常といったように、のどの周辺の臓器の病気にも注意を払う必要があります。
高齢者の方に多いですが、加齢による唾液減少、唾液がねばくなる、嚥下機能が低下することで、唾液が下咽頭にのこっていることも原因になります。
ストレスによるのど違和感も考えておかないといけません。仕事、家庭で忙しい患者さんに多いと思われます。また、癌が心配で来院された患者さんが、検査で癌がないことを知って安心され、症状も消えたケースは実際多く認めます。
食物がのどにひっかかる
嚥下機能が低下するために、食物がのどにひっかかる場合(加齢によるもの、パーキンソン病、神経筋疾患、脳血管障害、薬剤の副作用など)や、腫瘍による器質的な病気の場合があります。腫瘍によるものは、内視鏡検査で咽喉頭の観察が必要です。食道、脳神経、頚椎の異常があれば、内科、脳神経内科、整形外科に紹介します。
痰がからむ
鼻からのどに粘液がおりているか?気管支から粘液があがってくるのか?によって病気が異なります。鼻からおりる場合は、鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう症など)、鼻茸(鼻ポリープ)、鼻腔癌のチェックが必要となります。気管支からの場合は、慢性気管支炎、肺炎、肺結核、肺癌の区別が必要になります(症状が継続する場合は、内科に紹介します)。レントゲン、採血、細菌検査、内視鏡検査を選択していく必要があります。
ときに(高齢者の患者さんに多いですが)、実際には痰ではなく、内視鏡で下咽頭を観察すると、唾液がへばりついていることがあります。これは、のどの違和感の項目で説明したように、唾液が少なくなったり、ねばくなったり、飲み込む筋肉低下(嚥下機能低下)によるものと思われます。
咳がでる

咳(咳嗽)はかぜといった、よくある病気が原因なことが多いですが、その原因が上気道から下気道の炎症、腫瘍に及びます。そのため、耳鼻咽喉科領域、内科領域、小児科領域の病気を考えていく必要があります。難治性の咳に対しては、耳鼻咽喉科医師、内科医師、小児科医が連携して、患者さんに向かい合うことになります。
具体的に、咳の患者さんに対しては、その咳がいつから続いているか?乾いた咳か湿った咳か?痰に血がまじるのか?鼻やのどの症状の有無?薬の内服歴、嗜好歴(たばこ、アルコールなど)、職業歴を聞き、病気を考えていきます。レントゲン、採血、痰の細菌検査、内視鏡検査を必要により選択します。また、ちまたで流行している病気を情報として把握しておくことも重要です(例えば、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマなどの感染症が流行っている)。
耳鼻咽喉科では、粘液が鼻の奥から、のどに降りる(後鼻漏)のチェックをまず行います。鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭炎が原因となり、それからの粘液がのどに流れ、咳と痰となることがあるからです。

乾いた咳 かぜ症候群後咳嗽、気管支炎、気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、胃酸逆流症、百日咳、マイコプラズマ感染症、クラミジア感染症、喉頭アレルギー、薬剤性(高血圧の薬など)、心因性
湿った(痰がからむ)咳 鼻炎、副鼻腔炎、鼻茸(鼻ポリープ)、鼻腔癌、気管支炎、気管支喘息、肺結核、肺癌
声がだしにくい
かぜをひいていれば、声帯が炎症をきたす喉頭炎を考えます。声を酷使する職業(保育士、学校の先生、音楽家)についている患者さんであれば、声帯ポリープ、声帯結節の可能性があります。喫煙者、アルコール多飲の患者さんは、まず喉頭癌、下咽頭癌の可能性を排除しないといけません。症状が2週間以上続く場合、痛みや呼吸困難と伴う場合は、早めに内視鏡による声帯のチェックが必要です。
気管支喘息の患者さんで、ステロイド吸入剤を使用されている場合も、声がだしにくくなることがあります。
高齢者で、声帯にしわがよる(声帯溝症)ことで症状がでることがありますが、根本的な治療が困難です。
内視鏡で声帯の動きが弱い場合は、声帯の動きをつかさどる反回神経をチェックしなければなりません。反回神経は、あたまから出て、甲状腺、食道、肺(縦隔)の横を通過するため、甲状腺癌、食道癌、肺癌、弓部大動脈瘤、脳梗塞のチェックが必要になります。甲状腺は当クリニックでチェックできますが、その他の部位のチェックは内科、脳神経内科を紹介させていただきます。
いびきをかく(睡眠時に息がとまる)
いびきは、そのほとんどが上気道(鼻、鼻咽腔、咽頭、喉頭)の狭窄によって起こるものです。内視鏡による詳細な観察が必要です。鼻閉のチェックも必要で、鼻がつまり、睡眠時に口呼吸になると、舌が重力で沈下し、咽頭が狭くなります。肥満もいびきの原因の一つです。鼻の治療を行い、横向きで寝る工夫を行い、体重をおとすことでいびきが小さくなることがあります。
いびきより重要なことは、いびきに伴い呼吸が止まることです。睡眠時無呼吸という症状です。家族に、いびきの合間に息が止まっていないかのチェックをしてもらう必要があります。また、日中にやたら眠気におそわれる、寝起きの頭痛がひどい、睡眠時間はとっているのにぐっすり寝た気がしない、そのような症状がある場合は、上記の内視鏡検査を受けた後に、簡易の睡眠時呼吸検査が必要になります。当クリニックでは、患者さんに簡易睡眠時呼吸検査を自宅に持ち帰って、検査していただきます。後日、そのデータを解析し、睡眠時の呼吸状態をチェックします。
小児の患者さんは、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、アデノイド増殖症(咽頭扁桃肥大)、口蓋扁桃肥大のチェックが必要となり、レントゲン検査、アレルギー検査などを行った上で、自宅での簡易睡眠時呼吸検査をおすすめします。

くびの症状(はれ、痛み)

大きく分けて、炎症(ウイルス感染、細菌感染)によるはれか、腫瘍によるはれかを区別する必要があります。
そのほとんどが、炎症によるリンパ節のはれで、痛みを伴います。感冒(いわゆるかぜ)、虫歯、扁桃炎であごや耳の下のリンパ節がよくはれます。リンパ節かどうかは、超音波エコーを用いるとよくわかります。しかし、最も重要なのは、いつからはれがあるのか、のどの所見から全身状態(元気かどうか?発熱?皮疹?倦怠感?など)のチェックです。ペット飼育の有無、飲酒喫煙歴もくびのはれの原因検索のための参考になります。頻度は高くないですが、見逃してはいけない病気は、舌癌、咽頭癌、喉頭癌の頸部リンパ節転移や悪性リンパ腫です。よって、くち、のど(咽頭から喉頭まで)を視診あるいは、内視鏡で詳細に観察する必要があります。感染症が疑われる場合は、採血を行うこともあります。
くびのはれは、部位によって病気の予想をつけていきます。皮下であれば、脂肪腫、粉瘤など。耳下腺、顎下腺、甲状腺付近であればその臓器の炎症や腫瘍を考えます。いずれの病気も超音波エコーが役にたちます。3~4週間、はれが軽快しないときは、稀な病気を疑って再度、採血を行ったり、基幹病院に生検(組織を切除し、病理組織検査に提出し、確定診断を行う)依頼で紹介することもあります。

部位別の病気の区別
耳の下 耳下腺炎、ムンプス、木村病、耳下腺腫瘍、反応性リンパ節炎など
あごの下 顎下腺炎、顎下腺腫瘍、顎下腺唾石症、がま腫、IgG4関連疾患、反応性リンパ節炎など
左右のくび 反応性リンパ節炎、亜急性壊死性リンパ節炎、伝染性単核球症、側頸のう胞、特殊な感染症によるリンパ節炎(結核、猫ひっかき病、サイトメガロウイルス、サルコイドーシスなど)、血栓性静脈炎、自己免疫性疾患
正中 正中頸のう胞、甲状腺腫瘍、亜急性甲状腺炎(痛みが移動)

くち・のどの病気

口内炎
小型(1~2mm)で円形、境界明瞭、表面に白色偽膜を認めます。痛みを伴う炎症病変です。くちの中にどこにでもできます。原因は、ストレス・疲労、ウイルス感染、歯などによる物理的な刺激などが考えられますが、原因不明なことも多いです。反復する、口内炎が多発する、1ヶ月以上も治癒しない場合は詳しい検査が必要です。治療は、単発の口内炎であれば、偽膜を除去し、軟膏を塗布します。ビタミン剤や抗アレルギー剤を内服することもあります。
舌痛症
舌の痛みを訴える病気は、器質的な病変(がん、炎症など)がある場合と、明らかな病変がない場合があります。この項目では、舌に明らかな病変がなく、舌が「ヒリヒリ」「ピリピリ」する症状を訴える病気について話します。舌痛症は、中高年の女性に多く、痛みの部位は、舌の先に多いです。食事中や何かに集中しているときは、痛みを感じないという症状も特徴です。舌にカビがついていないかの細菌検査、血液検査、心理検査を行います。口腔の乾燥、薬の副作用、ストレスや舌癌の心配など心因性が原因なことも多いです。
治療は、原因が特定されればその治療を行います。ストレスや不安からくる場合は、時間をかけて外来で経過観察(不安をとっていく)していくことが重要です。
咽頭炎
ウイルスや細菌が原因ののどの炎症です。ウイルス感染であれば、症状を抑える薬の投与が中心になります(例えば、痛み止めなど)。細菌感染であれば、細菌を殺す薬(抗菌剤)を処方します。両者の区別は、なかなか困難な場合があります。簡単にいえば、ウイルス感染は、咽頭痛以外に鼻、気管の症状も合併します。細菌感染は単一の臓器の症状であることが多いです。
扁桃炎
口蓋扁桃(のどちんこの左右に存在する)の炎症です。口蓋扁桃が赤くはれたり、表面に白い膜(膿栓)が付着することがあります。ウイルス感染の場合は、咳、鼻水を伴うことが多いです。治療は、安静と症状をおさえる治療(対症療法)が中心となります。細菌感染の場合は、単一の臓器感染の事が多く、咳、鼻水は通常伴いません。治療は、抗菌剤を内服してもらいます。迅速のキットで検査を行うことがありますが、ウイルス感染と細菌感染の区別は、クリアーに見分けることが困難な場合が多いです。
慢性扁桃炎で、手術(扁桃摘出術)を勧められることがあります。当クリニックでは、扁桃炎を反復しており(目安は、1年間に4~5回の扁桃炎を2年以上)、その扁桃炎により日常支障が出る場合に手術をすすめます。まずは、免疫力をおとさないように日常生活をただすことが重要で、また扁桃炎と咽頭炎の区別をしっかりしてもらいます(咽頭炎は手術適応ありません)。
喉頭炎
喉頭とは、声帯(声を出す部位)の周囲です。口からは見ることができません。症状は、咽頭痛、嚥下痛、声のかれ、咳です。原因はウイルス感染が多いです。ただ、細菌感染との区別が困難であること、急性喉頭蓋炎(参照してください)に進行することがあることから、抗菌剤を処方することは多いです。安静、水分摂取、部屋の加湿が大事です。
扁桃周囲膿瘍
頻度は高くない病気ですが、重症度の高い病気なので説明させていただきます。
扁桃炎がその周囲に炎症が広がり、その名のとおり、うみが貯まる病気です。症状は、激しいのどの痛み(食事をするのもつらい)、嚥下痛、口があけづらい、耳に痛みがひびくことです。口のなかをみると、真ん中にあるはずののどちんこがどちらか寄っています。こうなると、抗菌剤(細菌を殺す薬)の内服では効果が薄く、点滴を毎日行う必要があります。また、のどを切開し、うみを出さなくてはいけません。基幹病院に紹介して、入院していただくこともあります。
急性喉頭蓋炎
この病気も頻度は高くありませんが、発症してしまうと、程度によっては重症化するので説明します。喉頭蓋という部位は、のどの奥にあり、口をあけてもみえません。この病気を診断するためには、耳鼻咽喉科を受診し、内視鏡で喉頭蓋を観察する必要があります。
症状は、のどが痛い、飲み込むときに痛みが増悪する(嚥下痛)が特徴です。喉頭蓋は声を出す声帯に近いので、声がだしにくい、呼吸がしんどいの症状があれば、一刻の猶予もありません。すぐに耳鼻咽喉科受診が必要です。程度が軽ければ、外来での点滴治療ですみますが、多くは基幹病院に紹介し入院治療となるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群(いびき症)

睡眠時無呼吸症候群とは、一晩の睡眠中に1時間あたり5回以上の無呼吸・低呼吸を認め、いびき、日中の眠気などの症状を伴うものと定義されています。当クリニックでは、鼻、咽頭、喉頭を内視鏡でチェックし(子供では、レントゲン写真で評価します)、狭くなっている部位がないかを調べます。その後、簡易診断装置を自宅にもってかえっていただき、睡眠前に装置をつけて検査します。
無呼吸の重症度によって、治療方法が異なります。

  1. 鼻の病気があれば、その治療が必要です(鼻呼吸が悪くなると、口呼吸になり、いびきと無呼吸が悪くなります)。
  2. CPAP治療:寝ているときに、鼻マスクを行い、マスクから気道に圧力を加えて、空気を送り込み気道の閉塞を防ぎます。
  3. マウスピース:歯科に紹介してマウスピースを作製してもらいます。マウスピースをはめることで、下顎が前方に移動して、気道がひろがります。
  4. 手術療法:特に小児に適応になることが多いです。咽頭扁桃(アデノイド)や口蓋扁桃の肥大で気道が狭窄している場合に、扁桃摘出術を行います。
  5. 生活習慣の改善:仰向けで寝ると、舌根が重力で沈下し、気道が狭くなるので、横向きで寝ることをすすめます。肥満もよくないので、体重の減量をめざします。就寝前の過度のアルコールは控えてもらいます。
味覚障害
味が悪くなる原因は、多くは亜鉛の欠乏です。血液検査で亜鉛、鉄などを調べるとよいです(亜鉛が正常でも、潜在的亜鉛欠乏症のこともあります)。亜鉛不足、鉄不足が判明すれば、それらの栄養素を多く含む食品の摂取励行、あるいは、亜鉛製剤、鉄剤の内服を数ヶ月継続してもらいます。
舌にカビが繁殖していないかのチェックを行うこともあります。
舌の半分(片側)だけ、味覚が悪い場合は、中耳炎の有無を調べたり、脳血管障害のチェックが必要になります。
咽喉頭異常感症

のどの違和感を訴える患者さんは多いです。原因は、非常に多岐にわたり、みのがしてはいけない病気もあります。視診上(見た目)に異常がないことも多く、必要な検査も多いため、何回も通院をしていただく必要のある病気です。
局所的に原因がある場合、全身的原因、精神的原因に大きくわかれます。
治療は、原因が判明すればそれに応じて行います。アレルギーや胃酸逆流症は、内服をしてみて、それで効果があればその病気であったと判定します(診断的治療といいます)。病気(癌など)に対する不安をお持ちの患者さんに対しては、しっかり患者さんと話し合って不安をとっていく必要があります。うつ病に対しては、心療内科の先生の協力が必要です。

局所的な原因 咽喉頭の乾燥、感冒など炎症後、咽頭炎、扁桃炎、咽頭癌、喉頭癌、食道癌、甲状腺腫瘍、頸椎異常、副鼻腔炎からの後鼻漏など
全身的な原因 アレルギー、胃酸逆流症、ストレス過多、薬の副作用など
精神的な原因 病気(癌など)に対する不安、うつ病
声帯ポリープ
声の乱用、咳により声帯が機械的な刺激をうけて、声帯の表面に血腫が形成される病気です。教師、保育士、歌手に多い病気です。声帯を安静にすれば、2~3ヶ月で自然に良くなることが多く、外来でネブライザーを繰り返し行ったり、薬をのんでもらうこともあります。ポリープが器質化し、声のかれがひどい場合は、手術による治療が必要です。
ページの先頭へ